実録!食を切り口とした集客事例

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人の心を動かすもの、それは食

2012/07/02

 こんにちは。福岡市でライター、ディレクター、それに食生活アドバイザーとして活動している熊本と申します。
 私は福岡を拠点に九州のあちこちに取材に出かけているのですが、けっこう食をテーマにしたものが多く、「この食品、ユニーク」とか「この取り組み、素晴らしい」と思えることによく出会います。
 例えば、シイタケを栽培施設で完全計画生産。赤字にならないよう市場動向を見ながら出荷することをシステム化し、全国に生産者グループを展開していらっしゃる会社とか、九州では唯一、ワサビ生産に成功し、さまざまな関連食品も開発されている農業法人とか、この仕事をやっていなければお会いできない方にお話をうかがうチャンスをいただいています。
 一方、既存のものをちょっと発想を変えて集客につなげていらっしゃる事業者の方ともお会いすることがあります。ある老舗旅館では、二代目社長が青春時代に集めていたレコードをレコード店のような棚を作って並べ、お客さんに好きに選ばせてレコードプレーヤーでかける「なつかしバー」を旅館内に開設。それが40代から60代までの男性にアピールし、新たなリピーター獲得に成功。また、あるそうめん製造会社では、そうめんをイタリアンとして食べさせてくれるお店を出店して若い女性の心をつかみ、消費者層拡大につなげていらっしゃいました。
 このコラムでは取材で知った、そんな食を切り口にした集客、アイデア食品、新規起業などの事例をお伝えしようと思っています。どうぞ、お楽しみに。

執筆担当:九州の取材.com(メニィデイズ)

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