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時には傾けてみよう

2012/12/30

 料理写真の構図の話を続けていますが、いずれもオーソドックスな構図の作り方をお伝えしました。今回は、ちょっとした変化球も投げてみようという話です。
 写真といえば、料理に限らず縦横、垂直・水平を出して撮るのが基本。少しでも傾いていたら、ありゃりゃ、まだまだだななんて思ってしまいます。
 ところが意図的に傾けると、これが面白い。料理に動きが出て、印象的な写真に仕上がるのです。ただし、傾け方がむずかしい。あまりに傾け過ぎると、なにを撮っているのかわからなくなってしまいます。
 写真上達のコツはとにかくたくさん撮ることですが、傾けて撮る場合も例外ではなく、とにかくたくさん撮って、どの程度、傾けたらいいか覚えることでしょう。それにはプロの写真をどんどん真似ること。これに尽きます。
 もちろん、どれもこれも傾けた写真では印象が薄くなるのは自明。例えば、お店のメニューブックやwebサイトで、すべての写真を傾けたものにするのは考えものです。あくまでも基本は水平・垂直を出したものに置くこと。そこに傾けた写真を使うから際立つわけですから、おすすめの料理など、印象付けたいものに限って傾けて撮るというのがベストでしょう。
 オーソドックスな構図。
オーソドックスな構図。
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 少し傾けて撮るとより印象的に。
少し傾けて撮るとより印象的に。
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執筆担当:九州の取材.com(メニィデイズ)

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