集客倍増!魅せる写真術

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皿数が多いときは縦位置が力強くなる!

2012/10/17

 前回に続いて料理写真の構図の話です。前回はあれもこれも入れるのはやめようという話をしましたが、料理写真の場合、コース料理とかセットメニューがあって、どうしても皿数をたくさん並べて撮らざるをえないケースがあります。こんな時、事情が許せば縦位置で撮ることをおすすめします。 
 縦位置とはカメラを縦に構えて縦のサイズを長く、横のサイズを短くして撮る画像のこと。スマホや携帯で撮った写真を思い浮かべていただければいいでしょう。ちなみに画面の横のサイズが長くて縦のサイズが短いものは横位置といいます。
 縦位置も横位置も基本は一番見せたい料理、コースやセットメニューだったらメインディッシュを手前にするのがオーソドックスな構図の作り方ですが、横位置の場合、画面は安定して見えるものの、メインの印象が薄くなる傾向があるようです。
 これが縦位置ですと画面全体が引き締まってメイン料理も引き立ち、全体的にも力強い画像になります。
 ただし、お皿を一直線に並べると画面が単調になりますので、メイン以外は少しお皿をずらして画面にリズムを付け、空いたスペースには洋食系でしたらフォーク・ナイフ類やワイングラス、ワインの瓶、和食でしたら箸や日本酒などを置いてバランスをとってください。
 事情が許せばとお断りしたのは、webだと横位置で使う場合が多いからです。自作でメニューブックを作るなど、自由がきくのであれば、ぜひ一度、縦位置で撮ってみてください。
 これが横位置。
これが横位置。
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 こちらが縦位置。
こちらが縦位置。
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執筆担当:九州の取材.com(メニィデイズ)

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